昨晩、あや刑事出動。
事件の詳細は、こう。
ジ 『あたちが床でごろんしてたら、ギャングのやつ・・・いきなり襲ってきたんでちゅっ』
ジ 『あたち、重たくって重たくって・・・ “ふぎゃぁ~~~!!”って叫んだわ』
あや刑事は、“ふぎゃぁ~~~!!”の助けの声を聞き、直ちに現場へ。
なんと現場には、まだ犯にゃんと思われるギャングがウロウロ・・・。
職務質問だ!!
あ 『ここで何をしてるんだい?』
すぐさま逃げようとするギャング。
あや刑事は巧みな猫扱いで、ギャングを逮捕。
ノ 『にゃんだよー、ぼくが何したって言うんだよぅー』
悪いことをした奴というのは、顔に出るものです。
ギャングも見事に顔に “悪” が出てます。
“悪” が出てる上に、手足も出して、あや刑事から逃げようと必死。
悪いことをしていなければ逃げる必要もないのに。
あ 『ジーナさんを襲いましたね?』
ノ 『知らにゃいよぅ、ぼくが知ってるわけにゃいだろっ』
あ 『本当?じゃぁ、その口の端からふわ~ってたなびく茶色の毛は誰の?』
ノ 『・・・』
あ 『観念しろぉ~ぃっ!!』
ノ 『あーそうさっ、ぼくがおねーたんに抱っこしたさっ、だって好きにゃんだもんっ』
あ 『開き直ったな?』
ノ 『お尻ぺんぺんでもにゃんでもやればいいじゃんかっ』
まだまだ顔に “悪” がにじみ出てます。
反省の色が見えません。
こっからが、あや刑事の腕の見せ所です。
あ 『ノーマン・・・そんなんじゃおねーたんにますます嫌われちゃうの。
いつも言ってるでしょ?飛びついちゃダメって。あむあむしちゃダメって』
お説教は続きます。
お説教中は、目をそらした方が負けです。
根気勝負です。
あや刑事、コンタクトが乾いてきても、瞬き少なめでノーマンにお説教します。
およそ5分後、とうとうノーマンが目をそらしました。
あや刑事、今回もノーマンに勝利。
ノ 『ぼくぅ、そんにゃに見続けられにゃいよぅ・・・あや、怖いよぅ・・・』
あ 『ちゃんと反省して、おねーたんに飛びついたりしちゃダメよっ』
ノ 『うん、わかった・・・もうしにゃいよぅ・・・(今日は)』
ノーマン、あや刑事が怖くて視線を上げられません。
しかし、お顔から “悪” が消えました。
あ 『じゃぁ、許してあげるから、あっちでお水飲んどいで♪』
ノ 『うん♪お水も飲むし、ご飯も食べていい?』
すっかり更生したノーマンの表情は柔和です。
どっこにも “悪” がありません。
常にこうだったらいいのに・・・。
てゆうか、あや刑事、涼しくなってから毎晩出動で大忙しです。