本を読むのが好きなあたし。
ぶっかさんの
ぶっかにっきで、あたしも是非読んでみたいと思った本を手に入れました。
その本の名は、『あたしの一生』。
ぶっかさんのところで、この本を知り、すぐに本屋さんに走ったところ、売り切れ。
違う本屋さんでも売り切れ・・・。
予約して、昨日あたしの手元にやってきました。
帰宅後、夕飯も食べずに本。
猫のダルシーの一生が、ダルシーの一人称で語られていて、ダルシー本人を『あたし』、飼い主を『あたしの人間』と表現しています。
読み進めて行くと、“あたしは、ジーナさんの『あたしの人間』になれているのかなぁ?”と、あたし自身の普段のジーナさんへの行いを振り返り、反省してしまいました。
ダルシーとジーナさんを重ねてしまい、“ジーナさんは、こう思ってるのかな?”と涙が止まらなくなりました。
よく言えば、感受性が豊か、普通に言えば涙もろいあたし。
本を読んで泣いたことは、今までに何度となくありますが、声を上げて号泣したのはこの本が初めてです。
主人公のダルシーとジーナさんが重なったこともあると思いますが、とにかく泣いてしまいました。
猫と暮らしてる方には、この本の良さというか、あたしが号泣してしまったのがわかってもらえると思うので、読んで欲しいなぁと思いました。
そして、不思議なことがありました。
この本を途中まで読んで、ジーナさんがとても恋しくなり、ケージの上でくつろぐジーナさんの元へ。
ジーナさんは最近、喉をゴロゴロ言ってくれませんでした。
撫でても、紐で遊んでも、ジーナさんの好きな海苔をあげても。
『あたしの一生』を途中まで読んで、ジーナさんの最近の気持ちが改めてわかったような気がして、涙が止まらないあたしをジーナさんは、『やっと気づいたの?』と言ってるかのような態度で、泣いてるあたしをゴロゴロ言って迎えてくれました。
口でいくら『あたしがしっかりしなきゃ』『ジーナさんが一番』と言っても、心底ジーナさんの気持ちを理解できていなかったから、ゴロゴロ言わなくなっていたんでしょうね。
『あたしの一生』という本のおかげで、あたしは少しだけ、ジーナさんの『あたしの人間』になれたような気がしました。
加えて、ノーマンが自力でジーナさんのいるケージの上に上がれるようになってしまいました。
だけど、ジーナさんはそれほど怒りませんでした。
唸ってはいましたが、ノーマンをケージから下ろそうとしたり、ジーナさんが下りようともせず、ただ『せめて触れないで』と言った感じで、ノーマンがケージの上にいることを許してるかのよう。
ノーマンもそれをわかってるのか、わかってないのか、ちょっと遠慮気味。
体がちょっとはみ出てます。
2にゃんの触れ合ってる足としっぽが、今のあたしにはどれほど嬉しいことか・・・。
あたしの気持ちの変化が2にゃんに影響しているんだなぁと、思えて仕方ありません。
『あたしの一生』、猫を飼っている方へ、オススメです。